2018年12月06日

2004年製業務用パソコンが起動しない

今回の修理は、会社の業務用パソコンです。

社内の電源管理を専門にしているとの事。

機種は富士通製のFMV E630で、2004年製でOSはWindows2000です。





電源スイッチを入れても10秒くらいするとシャットダウンしてしまうという状態とのことです。

ケースを開けて中を見てみると、
CPU横の電解コンデンサがパンクしています。





古いパソコンではよくあることです。
他にも原因は考えられますが、全体的に状態が良くないので本体の交換が一番。

ですが、このパソコンは14年前の物なので代替するにも物が手に入りません。

さらに、今回のご依頼には

「中のソフトが重要なので、そのソフトが動くように」というご要望が含まれています。

現在ではそのソフトウェア自体が手に入らない為です。

元のパソコンのチップセットはインテル社の865Gでした。

そこでぴっとインにある865Gのマザーボードでパソコンを組みそれで現状システムを動かすことにしました。

長い期間ずっと起動させるとの事なので、ケースは元のタイプの省スペースではなくタワータイプのもので組み上げました。



CPUはインテル Pentium4

懐かしい響きです。

元のシステムはWindows2000で、2つのハードディスクに同じ内容を同時に書き込むRAID1「ミラーリング」になっていたのでRAIDがちゃんと動くかが重要です。

起動してみると、エラーが出ました。



ハードディスクは事前にチェックして物理的には問題がないので、機動不良をしている間にRAIDにエラーが出てしまったのでしょう。

この画面で Ctrl+F を押して設定に移動



調べてみるとRAIDが上手く動作していないの様子なのでレイドを再構築します。



レイドの再構築後、さて結果は・・・・・



起動しました \(^o^)/

以前の内容のままでは動かないドライバ等をインストールして完了です。





今回の様に、単にパソコンとして動くだけでなく、その状態で動いているソフトウェアも動くようにするには色々とやらなくてはならない事があります。
ぴっとインは、企業様のこういったご要望にも今までの経験からノウハウがあります。

昔のパソコンが壊れてしまって、必要なソフトも手元に無くてどうしよう...
とお困りの方、一度ぴっとインまでご相談ください。


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