2018年02月21日

PowerMac G4の修理

今回の修理は懐かしいPowerMac G4です。

おそらく2001年頃のモデルかと思いますが
お仕事でまだ現役で使っているとのことで、動かないと困るご様子。





当時、MacOSが新しくOS Xに変わる時期で、古いOS9の環境を維持できるかどうかと悩んだものです。

OS Xでは、以前のOS9のイラストレーターで作った文章が微妙にずれてしまうことがあり
(アウトライン化していなかった為もあります)
「なんとかもう暫く使いたい」という強いご要望です。

以前もお伝えしましたが、ぴっとインでは「困っている」と言われれば、
「なんとか頑張ります」とお答えします。

しかしながら、何と言ってももう17年ほど前の機種でパーツの手配ができるかどうか...。

診断したところ、グラフィックボードもマザーボードもダメな感じで
さらに電源もかなりヘタっていました。

お仕事に使うということなので、安定して動作しないと困ります。
悩んだ末、手持ちの在庫のPowerMac G4を使って以前の環境を元通りにするしかないだろうという結論に至りました。

ハードディスクもかなり消耗している為、クローンを作って修復もします。

そして、すべての作業を終えました。

いよいよ起動です。



ジャーンという起動音のあと、しばらく待っていると おおっ起動できました。

OS9の起動画面です。



そしてこちらがOS Xでのクラッシック環境の起動中の画面。



さらに古いイラストレーターの起動画面です。



お客様に立ち会って頂き動作に問題がない事を確認して修理完了です。

当時もずいぶん苦労したものでしたが、あまりに時間が経っている為
記憶をたどりながらの修理になりました。

昔はパソコンは高額で、Macはその中でも非常に高いものでしたので
色々と工夫をして少しでも早くしようと努力した事を今回の修理で思い出しました。

古いMacであっても、どうしても直したいとお思いでしたら一度ぴっとインにご相談ください。
できるだけのことをさせていただきます。


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