2016年03月31日

新ランサムウェアウイルス情報

昨年11月にお伝えしたランサムウェアウイルスについての続報です。

(前回記事→2015年11月25日『警告!!新タイプのウイルス!』

今回はその名も「ロッキー」

身代金要求型ランサムウェアウイルスのニューフェイスです。


新型の身代金要求型ウイルスソフトが広がっているとのことで

3月25日でしたか、NHKの夜7時のニュースで取上げられていていたんですが

早速その型のウイルスに感染したパソコンがぴっとインに入っていました。

このウイルスは、パソコンの中のデータをどんどん暗号化して読めなくしてしまいます。

感染したパソコンを開いて見たところ

ありますありますicon11暗号化された書類達。





長い英数字の後にlockyという文字がついています。

元からこういう名前ではなく、写真やワードの文章などがこのような名前に変わると

ダブルクリックしてももう開くことが出来ません...。

そしてこのような表示が出ます↓↓↓



書いてある内容は、「あなたのデータを暗号化しました。お金を払えば解除します。」

みたいな事が書いてありデータを人質にしてお金を要求します。

支払いはビットコインで約5万円程度の金額ですが

たとえ支払っても解除コードは送られてきません!

元々、お金を払わせる事が目的なので、感染した人のデータがどうなろうとお構いなしです。

この暗号はかなりしっかりとしたもので、解除するのはまず無理です。

しかし、どうしても必要なデータがあると「5万円払ってでもデータが戻れば...」

という気持ちで支払ってしまう人もいます。

ところがいつまでたっても解除コードが送られてきませんicon11

そこでインターネットでlockyウイルス暗号化解除10万円というサイトを見つけて

また送金するんですが、やはりデータは回復せず

お金とデータの入ったハードディスクが戻らないという悪循環に陥ります。

前回もお伝えしたように、この手のウイルスに感染したらパソコンにつながっている

ハードディスクは全てデータを失っってしまう為

USBタイプの外付けのものにバックアップをとり、パソコンから外して保存しおく必要があります。


今回は、データのバックアップをある程度とってあったので

最近のデータはあきらめて完全にハードディスクを消去した上でWindows 7をインストールしました。



今回はどうもメールから感染した様です。

くれぐれも、見覚えのないメールは「なんだろう?」とクリックしないようにしましょう!

因みに今回のお客様はウイルスバスタークラウドの最新版を入れていましたが

防ぐことが出来ませんでした...。

ウイルスソフトは万全ではないのです。




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